司法書士法人つばさ事務所

TSUBASA SHIHOU-SYOSHI  LAWYER

 
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思い込み 2018/7/19

  ある日、最近開店した近所のスーパーに夕飯の買い出しに。面倒くさいし今日はカレーだな。材料やら何やらをカゴに入れてレジに進む、財布の中には野口君が一人しかいないのでクレジットカードで会計を済まそうとカードを差し出すが、「うちはカード使えません」店員さんからの絶望的なお言葉。ま、まじっすか、家からお金を持ってきます。すぐさま家に戻り、娘に「すみません、お金を貸してください」娘「いいよ、いくら?」父「さんぜんえんほど」娘の慈愛にすがり何とか事なきを得たが、スーパーでカードが使えないなんて思ってもいなかった。冷静に考えれば、売り上げの何%の手数料をカード会社に支払うよりも、その分客に還元する手法もあるので、あえてカード使用不可にしているのだなと得心した。事前に確認していればこんな事にならなかったのだが、カードが使えるはずと思い込んでいたからね。そう、「カードを使えるだろう」と思い込まず、「カードは使えないかもしれない」と注意を払えばよかったのです。これから夏休みです。海や山にレジャーに出かける際は、事故にあわないよう注意を怠らずに休日をお楽しみください。
 ところで、娘から金を借りるなんてみっともない真似をしないでキャッシュカードでお金をおろせばいいでしょう。とのご意見もおありでしょうが、「無駄遣いをするかもしれない」ではなく、「無駄遣いをするに決まっている」と君主に決められて、カードを接収されているのであります。

司法書士 伊 東 孝 一