司法書士法人つばさ事務所

TSUBASA SHIHOU-SYOSHI  LAWYER

 
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本人確認 2015/11/06

 

本人確認

朝晩の冷え込みが厳しくなり広葉樹が赤や黄色に色づき始めた今日この頃、皆様お元気にお過ごしでしょうか。さて、先日、事務所で使用している某金融機関のカードが利用不能になりまして、再発行手続きのため銀行を訪ねたのですが、その際の出来事。再発行請求用紙に記載事項を記入し、本人確認とやらの免許証と共に行員さんに渡して手続き終了を待っておったところ。行員さん「伊東様、カードの暗証番号をお願いします。」僕「え、僕は決定権者ではないのでわかりませぬ。」行員さん「え、わからないのですか?お客様は(本当に)伊東様ですか?」僕「そうです、怪しげではありますが、僕は伊東です。」しゃれで怪しげと言ったつもりなのですが、本当にアヤシイと感じたのか行員のおねーさんの顔色が見る見る曇りだし、いぶかしげな眼で僕を見ています。その時、たまたま隣の窓口で手続きしていた知人Nさんの「伊東さん、怪しさオーラでまくりですよ」と、助け舟であったのか本心であったのかは判りませんが、結果的に救いとなった金言で、何とか事なきを得ました。それにしても最近は、自分が本人であるかの確認を求められる事が多くなりました、僕が子供の頃には銀行の口座などは本人確認など無しに開設できたので、極端な話、飼っている犬や猫、カエルの名前でもOKだったと記憶しております。銀行の窓口で「伊東ぴょん吉さま~」といった具合です、牧歌的であります。だが、他人の名を騙り悪いことをする者が五万と世をはびこる現在、トラブル防止の為の本人確認は不可欠な事となったのでありましょうか?嫌な世の中になったもんだのう。カードの暗証番号を決定権者たる事務員様からお聞きして手続き完了、お客様控えを手に某金融機関を後にする自称、否、本人伊東であった。


司法書士 伊 東 孝 一